体験談：壁を越えると強くなれる！

私が留学を通じて学んだことは数多くあります。

まずは、当然ながら英語です。
日本にいた頃から留学に向けての勉強をしていたので、英語には多少自信がありました。 しかし、いざ現地へ着いて突きつけられた壁は、私の力がどれだけ乏しいかを示すものでした。
きっと、日本にいた時は自分の持っていた力を客観的に見ることができていなかったのだと思います。
そのため、自分の思うように感情を表現できなかったり、相手の言っていることが理解できなかったりすると、スランプに陥ることも多々ありました。でも、その壁を乗り越えることで、英語力や精神面でも一回りも二回りも成長できたのだと思います。

また、現地での生活を通して、たくさんの友達ができました。
第二外国語である英語でコミュニケーションを図るのはとても大変でしたが、私の拙い英語も一生懸命理解しようと努力してくれ、また、私が困っているときには助けてくれたりもしました。
この留学で得た人間関係は私のかけがえのない宝物です。

次に、精神面での成長です。
私は日本にいた時は何かと両親や周りの人に頼ることが多く、自立という言葉からかけ離れていました。
しかし、留学生活では、人に頼ってばかりはいられず、自分自身で解決しなければいけないことばかりでした。

留学中は、苦しいことが多かったように思います。
その度に挫折しそうになりました。けれども、前にも述べた通り、困難と向き合い、その壁を乗り越えることで、精神的にも強くなれたと思います。
また、自分自身としっかり向き合えるいい機会にもなりました。
高校生という時期に留学ができたことは自己形成といった面で私にとってプラスの影響を与えたと思っています。

私は大学に入って1年半が経ったわけですが、大学生活はとても楽しく、高校と違って自分の好きなこと、興味のあることが勉強できます。私は文系なので、去年1年で10個もエッセイを書きました。すごく大変ですが、休みが長いので、その間勉強以外で自分の好きなことができます。

これから高校留学しようと考えている人は、せっかくの日本の高校の友達や色々なものを引き換えにしていくのですから、自分の道は自分次第という事を心において、悔いのない留学生活を送ってほしいと思います。

がんばってね！