私が成長したとき

Y.Oさん

オーストラリア ブリスベン

Mt.Gravatt State High School
体験談01

私がオーストラリアの大地を踏みしめたその時から私は成長した。長くて短かったような一年間。思い出すと毎日が自分にとって勉強になり、一日一日が大切な 思いでとなっていた。オーストラリアに着いてから私は三ケ月高校編入準備校に通った。高校編入準備校には、他国の人々(アジア人やヨーロッパ人などの外国人)が勉強していた。高校編入準備校では英語だけを勉強するのでなく他国の人々の文化の違いなどいろいろなことを学ぶ事が出来て、自分の英語の語学をどんどんの伸ばしてくれたような気がする。

今までは日本人の友達としか接する事しかなかった私は、世界というものが小さく見えたが、いろんな国の友達が出来た ことによって世界は大きくて広いんだ!と実感した。高校編入準備校に通った初日はどうすればよいのかわからず、私と一緒に留学していた日本人の友達と一緒 にいた。しかし、台湾人や韓国人は日本人にとても興味をもってくれてたのですぐに友達になることが出来ました。高校編入準備校では充実した毎日だったので あっという間に三ケ月が過ぎ、無事に高校編入準備校を卒業しました。高校編入準備校ではいろんな行事があり三カ月という短い期間でしたが、たくさんの思い 出を作ることが出来ました。

体験談01

高校編入準備校を終えると2週間の休みがありその休みが終わったらいよいよ現地高校 (Mt Gravat State HighSchool)への進学です。2週間の休み中に私は高校編入準備校で出来た日本人の友達や台湾人そして韓国人など の友達と一緒にゴールドコーストやアイランドに行ったりして楽しみました。しかし楽しい日々は砂時計のようにさらさらと過ぎてしまい、現地の公立高校への入学の日がすぐに来ました。現地の高校生活を体験する!というのが私のこの留学での一番の夢でしたが、私の心の中は不安という気持ちでいっぱいでした。どんな学校なのか、友達はできるのか、学校に着いたら何をすればいいのか…などいろいろな期待や不安があり、そのせいか前日の夜は寝ることすら出来ませんでした。学校生活の初日は、思った通り友達はそんなに出来なかった。しかも私の学校には日本人は一人もいなかった。一人遣う国に取り残されたような孤独な気持ちだった。だから家に帰ったら毎日のように泣いてばかりいたかもしれない・‥。そんな時、「なぜ私はこんなに辛い思いをしてまで留学をしたのだろう。もし留学をしなくて、日本の高校にいたらこんな辛い生活なんてしなくてよかったのに…。」などと思った日々もあった。しかし、ちょうどその時期 に日本の友達から電話があって、いろいろとたくさん励まされたことによって、自分の思っていたことがいっきに変わった。それは、日本では私の為に一生懸命に働いて仕送りなどをしている両親のことや心から応援してくれている日本の高校の友達のことを思ったら、こんな事でクヨクヨしてなれない!と思ったからです。

そう思った次の日、前まで私は学校でオーストラリア人とはあまり話さなかったけれど、積極的にオーストラリア人の友達に話かけたりしたら、自分が思っ たより周りも自分に興味を持ってくれて最後には信頼できる友達がたくさん出来た!やっと、学校も慣れてすごく楽しいと実感してきた頃にはもう帰国一週間前になっていた。友達が私のお別れパーティーまで開いてくれて、私はこんなすばらしい友達を作ることが出来て本当に幸せだなあと思い涙が止まりませんでした。私は、今回の留学でまず言えることは、自分が成長し変わったのは当たり前であって、まわりの物の見方が変わったということです。そして、一番に言いたいことは、いろいろ心配をかけてしまったけれど、この留学に賛成してくれた両親そして影で支えてくれた私の友達に心から感謝したいです。私にとって今回の留学は人生や考え方を変えてくれた大きな宝物です。